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スピッツ ライブレポート

SPITZ JAMBOREE TOUR 2009 さざなみOTRカスタム
2009/01/24(土) 大阪城ホール(初日)
レポ by 芽ぐみ

埼玉&大阪で開催された、スピッツ史上初のアリーナ公演。開催に至った経緯を考えて今回ぐらいは自粛しようかという思いも一瞬よぎったのですが、結局張り切って2days参加してきちゃいました!
というわけで、大阪公演1日目。チケットを取って下さった相方ガーベラさんとは現地集合予定だったので、先にRYOさんと合流して、まずはツアーグッズを買うことに。外は風が強くて時折雪が舞うくらい寒かったけど、2時頃から並んで無事お目当ての品々をゲット。その後、近くのミスドでお茶したり、大阪城を散策したりしてから会場入りしました。
大阪城ホールは、想像してたほど「デカッ」という印象は無かったです。でもやっぱり観客の数が全然違う!立見席もたくさん出ていたようです。この日の席はアリーナ34列テツヤ側だったんですが、開演までの間、RYOさんのスタンド席にお邪魔させてもらったり、スタンドエリアの通路をぐるっと歩いたりして会場チェック。今回のステージセットは、さざなみツアー同様 ステージの後ろにLEDビジョンが用意されている他、ステージの両サイドにも増設されているようでした。でも見たところスクリーンらしき物は無い様子。会場が大きいだけにスクリーンぐらいあるかなと思っていたんですが…。でも、どんな見え方であれ今日は楽しもう!
ってなわけで、アリーナエリアに降りてガーベラさんと無事合流し、いよいよライブスタート!

定刻より少し遅れて客電が落ち、拍手の中メンバーが登場して…。崎ちゃんのカウントで始まったのは「ルキンフォー」。
1曲目が「ルキンフォー」て!この時点ですでにちょっと感動してしまいました。そしてそして!ステージ両サイドのビジョンになんとメンバー4人の姿が!!開演前はよく分からなかったんですが、実は左右のサブビジョンの手前に縦長のビジョンが互い違いに6枚ずつ掲げてあって、それがスクリーン代わりとなってメンバーの表情を捉えていたのです。(※詳細違うかもしれませんがこんな感じ。)その光景が、ルキンフォーのイントロとあいまってものすごく感動的でした。

この日のセットリストはこちら。

01. ルキンフォー
02. Na・de・Na・deボーイ
03. けもの道
04. 桃
05. スパイダー
06. 不思議
07. 点と点
08. チェリー
09. 砂漠の花
10. ハニーハニー
11. メモリーズ・カスタム
12. 恋のうた
13. P
14. 楓
15. ロビンソン
16. ネズミの進化
17. 夜を駆ける
18. 僕のギター
19. 渚
20. トンガリ'95
21. 8823
22. 俺のすべて
23. 漣
e1. 若葉
e2. 群青
e3. ヒバリのこころ

このセットリストがもう、ツアー前半戦と後半戦のいいとこどりですごく良かったです!前半戦だけだった「夜を駆ける」をまた聴くことができたし(←大好きな上にLEDの映像がキレイ!)、後半戦のライブハウス公演だけだった「漣」や「メモリーズ・カスタム」も聴けたし、久しぶりに「トンガリ'95」も聴けて感激!もちろん定番の盛り上げ系もキッチリ入っているし、その合間に「ロビンソン」や「チェリー」などのヒット曲も網羅して、普段より少し多めの23曲+3曲!たっぷり堪能できました。
そして特筆すべきはそのサイドビジョン!見事にツボを押さえたカメラワークで、ステージは見づらかったけどこのビジョンで本当に楽しめました。テツヤのギターソロの時はテツヤのアップ&手元のアップになるし、田村君や崎ちゃんがコーラスする場面ではちゃんと各自のアップになるし、激しい曲では映像が激しく切り替わったりしてすごくかっこよかったです。「僕のギター」のアウトロでは、マサムネのアップからゆっくり視点が下がってギターのアップで終わったりして、なんだかジ〜ンと来てしまいました。

それでは、当日メモしまくったノートからMCレポをまとめてみます!順番ちぐはぐかもしれませんがご容赦を…!
まず最初の3曲が終わり、「雪のサタデーナイトをスピッツ見に来てくれてありがとう」ってな感じの挨拶をしてからすぐ次の「桃」に行った気がするんですが、そこでいきなり歌詞飛ばし発生! 「柔らかな〜♪」の部分を入りそびれてしまったマサムネ、慌てて途中から歌ってました(笑)。ビジョンにはコッソリ微笑んでいるメンバー達の姿が映り、一気に和みました(^^) そして次のMCタイムの時にその部分だけ弾き語りで歌い直してくれました!マサムネ曰く、「追いかけて〜♪」の「て〜〜〜♪」が気持ちよすぎて、俺一人遠いところへ行ってました、とのこと(笑)。
そして、「ファミレスで注文忘れられるような存在感の無い俺だけど、こんなに大勢見てくれて…」という話から、注文した品が一番最後に出てくる人は優しい人らしい、というトリビア話に。実際マサムネがウェイターのアルバイトしてた時も、優しそうな人の注文は忘れがちで、コワそうな人の注文は忘れなかったそうです(笑)。
マ:「(ひかえめに)シーフードドリアお願いします…って言うよりも、(ぶっきらぼうに)シーフードドリア!って言うほうがすぐ出てくるかも」(会場:笑)
テ:「だから崎ちゃんのは最初に出てくるのか!」(会場:笑)
また、40過ぎてもハイトーンが出るとは思ってなかった…というMCで、小田和正さんやジャパネットたかたの社長はすごいという話をさいたま公演の時に話したら、スポーツ新聞にジャパネットたかたの事だけ取り上げられて書かれてしまったとか(笑)。そこでマサムネ、ちょこっとだけジャパネットの商品紹介のモノマネやってくれました(^^)
あとは先日発売されたAERAでのインタビューの話題。実はこの雑誌、所々事実と異なる書き方をされちゃってるようなんですが…。中でも、田村君が言ったとされる「俺たちが時代を先取りしたのか…」という発言に対して、早速マサムネが「相変わらずビッグマウスだね!」といじってました(笑)。田村君の弁解によると、一人一人別々にインタビューを受けたから、メンバー同士で「誰々はこう言ってた」って言った話が混ざったんじゃないの?とのことでしたが、テツヤは「確かに田村が言ってた!」とちゃかすし、マサムネも「言うよね〜!」とはるな愛風に突っ込んでました(^^; …真相はいかに!?(笑)
中盤は崎ちゃんのMCタイム。大阪城ホールには、以前スピッツメンバー+クージーでAC/DCのライブを見に来たことがあるそうです。それで崎ちゃん、そのライブではステージ両脇に大砲があって、それから中央の照明が…と細かく演出状況を話していたんですが、その途中でどこからともなく小声で「キスキス!」ってささやきが聴こえてきて、誰かと思ったら田村君がマイクに近寄って「崎ちゃんそれKISS!」と訂正(笑)。それで慌てて「失礼しました!」と謝る崎ちゃんがかわいかったです(^^)

そしてアンコールでのメンバー紹介。
まず田村君が「大阪は昔からスピッツを応援してくれてて…」と切り出したんですが、会場の反応がイマイチで、「えっ?応援してないの!?」で会場笑い。で、大阪のラジオ局FM802が、世間では「愛は勝つ」とか「どんなときも」が流行っている時代にスピッツの「ニノウデの世界」をヘビーローテーションに選んでくれて、今思えばありえないよね!という話題に(笑)。そしてその「ニノウデの世界」、そのヘビーローテーション起用があったからこそ、急遽セカンドシングル「夏の魔物」のカップリングとしてリカットされたんだそうです。その後「裸のままで」もヘビーローテーションに選ばれたけど、3回目は無かったね(笑)とのこと。そうやって次々と曲名を出すので、「あんまり言うと演奏しなきゃいけない空気になるからもっと気を遣って喋るように!」とマサムネに注意されてました(笑)。最後は、「今日は大きい会場だけどライブハウスのような気分でやれました」ってな感じのシメだったと思います。
続いてクージーは、関西ローカル(?)のメタルインドカレーというカレーのCMの話。ですがこれも会場の反応薄かったような…(^^; それでCM見てカレー食べたくなったら、楽屋のケータリングがタイミングよくカレーだったとのこと。それを聞いたマサムネが「俺は食べてないけどね…」と小さく主張してました(笑)。他には、大阪城ホールはやっぱりデカイ!とか、あとはグッズTシャツの話をしてたのかな?うろ覚えです(汗)。
崎ちゃんは、今回初めてライブに来る方も多いだろうということで、動くコーラスマイクの仕組みを種明かし。他はこれといってネタが無かった気がしますが、そのマイクの仕組みを説明する時に「気分は二人羽織!」って言ったのが妙にツボでした(笑)。
お次はテツヤ。この日起き抜けにメガネを掛けようとしたら、柄(え)が思いっきり鼻の穴に入っちゃって、それで目が覚めたんだとか(笑)。それが6時半で、そこからずっと起きてますとのこと。ちなみにその話の前、柄の部分を何と呼ぶのか分からなくて、マサムネと「つる?」「柄?」「え?」「フレーム?」ってしばらく確認しあってたのが笑えました。その後なんだかんだでトークの間が持たなくなり(笑)、唐突に「今日初めて来た人〜?俺イメージと違ったでしょ?意外と声高いでしょ?」で会場爆笑。確かに、初めて見る人はちょっとイメージと違うかも?(笑)
最後にマサムネ。「50、60、70ぐらいまでバンドを続けたい」、「注文を忘れられるような人に真っ先にお届けできるようなスピッツで居たい」というような言葉で締めくくっていました。

今回スピッツ史上初のアリーナライブということで、歴史的瞬間に立ち会うべく身構えていたんですが、ステージ上の彼らは本当にびっくりするくらいいつもと同じで、それが逆にすごく印象的でした。どんな場所でどんな形で演ろうともやっぱりスピッツはスピッツなんだなぁ〜〜。そのゆるぎなさを改めて実感!そしてアンコールラストに「ヒバリのこころ」を持ってくるなんて…! 1曲目の「ルキンフォー」といい、そこは普段通りのスピッツと言いながらも、ひとつの物語を見ているような気分でした。
私の席からはステージがギリギリ肉眼で見えるレベルでしたが、サイドビジョンの映像が良かったのでほとんどそっちを見てた気がします。やや見上げる感じだったのでちょっと首が疲れましたが…(汗)。特に印象に残ってるのは、「楓」の時にビジョンに映ったマサムネの瞳。白目までキラキラ光って、涙を浮かべているように見えたんです。まぁ、感極まって泣くタイプじゃないと思うので(汗)コンタクトの加減かな…なんて思ったりしているのですが、あれには一瞬ドキッとしてしまいました。開演前は、最悪メンバーは見えなくても仕方ないと割り切ってたんですが、やっぱり表情が分かるといいですね。また、普段のライブではなかなか見れない、ギターを弾く手つき・ベースを弾く手つきなどを要所要所で見れたのも良かったです。そして、激しい曲ではもちろんのこと、たとえおとなしめの曲でも田村君係のカメラが他3人のカメラよりもよく動くので(←田村君がマイクの前にじっとしてないから)面白かったです(^^)
でもやっぱりメインは、メンバーの奏でるバンドサウンド!そしてマサムネの歌!最初から最後まで本当に伸びやかで聞き入ってしまいました。音響も普段行くホールと変わらないくらいで良かったです。たまにはこうやって大きな会場で観るのもいいものだな〜〜。

ちなみにこの日のメンバーの服装は、LEDビジョンで見た限り、マサムネが濃い青(?)のポロシャツ、田村君が所々模様っぽく英字の書かれた長袖の白シャツ、あとはテツヤが黒っぽいのと崎ちゃんが白っぽいぐらいしか分かりませんでした。普通のスクリーンと違って光の粒々で出来てる映像だし、曲に合わせて色味も変わってたので記憶違いもあるかも☆ さいたま公演では撮影カメラが入っていたらしいので、ぜひともDVD化を期待したいところです!

そしてライブ後は、みかづきママさん&ゆきさんとお会いして、ちょこっとだけお茶することができました。楽しいひとときをどうもありがとう♪ その後、皆と別れて23時頃ホテルにチェックイン。ライブの記憶をひたすらノートに書き留めながら、大阪の夜は更けていったのでした…。つづく。

Very very very special thanks to ガーベラさん&RYOさん&みかづきママさん&ゆきさん♪

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