スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋

スピッツ ライブレポート

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015
2015/08/02(日) 国営ひたち海浜公園(2日目)
レポ by 芽ぐみ

2008年に一度行っただけだったロックインジャパンに再びGO!
というわけで今回も夜行バスで東京へ出て、朝一旦妹宅に荷物を置かせてもらってから、妹とJRで茨城・勝田駅へ。早速ヒトがいっぱいでしたが、朝イチじゃなかったからかシャトルバスにはすぐ乗れました。 この日の天気は夏フェス日和の超快晴!こりゃ帽子かぶってても焼けそう…と車内で日焼け止めを念入りに塗り直してると、あっという間に会場到着。
翼のゲートでチケットをリストバンドに交換して中に入ると、すぐ前のLAKEステージでキュウソネコカミのライブが始まるところでした。ちょっと覗いてみたかったけど、GRASSステージのきゃりーぱみゅぱみゅを見たかったので後ろ髪引かれながら移動。途中、SOUND OF FORESTのきのこ帝国も気になりつつ、ひたすら移動。
GRASSステージに着いた時はちょうどきゃりーの1曲目が始まるところでした。間に合った!
が、その前にまずはスピッツグッズ!と、きゃりーを聴きながらGRASS後方のグッズ売り場へ行ったのですが、お目当てのマフラータオルが売り切れで買えず(>_<) それ以外のグッズを買って、オフィシャルグッズ売り場でタオルを買ってからスタンディングゾーン中腹へ。
きゃりーはかき氷をイメージした水色の衣装で、「CANDY CANDY」に始まり、「インベーダーインベーダー」「つけまつける」「もんだいガール」「ファッションモンスター」などなどヒット曲を連発。中でも大好きな「にんじゃりばんばん」が聴けて良かった♪ ラストは「PON PON PON」でシメ。きゃりーによる振り付け講座もありつつ、全曲楽しめました!
しかし暑過ぎる〜!(X△X)ただ立ってるだけでも汗がダラダラ。海が近いからか風があるのがまだ救いでしたが、それにしても危険な暑さでした。この日はポカリを常備し、切れたらすぐ買って飲みまくり。
次のくるりと木村カエラは当初そのまま見るつもりだったのですが、あまりに暑かったのとお腹空いたのとで、申し訳ないですが隣接するハングリーフィールドで食べながら休みながら、音だけ楽しませてもらいました。 くるりはこの日もリハで「ワンダーフォーゲル」を途中まで歌い、本編では「ばらの花」「東京」「虹」など大好きな曲をやってくれて嬉しかった!(≧▽≦) 「Liberty & Gravity」もすごく面白い曲だな〜♪
続くカエラはアコースティックの曲から始まったんですが、あとから聞いたところ、くるり岸田氏と一緒にくるりの「奇跡」をコラボしたようです。 わぁ〜それは見たかったな〜。。でも暑くて森から出られませんでしたゴメンナサイ☆ 個人的には「BEAT」を聴けたのが良かったです。この民生節のメロディが好きだー! 最後の曲が終わってステージからはける時にようやくスクリーンでお姿拝見しました。白地に赤い模様のワンピースでかわいらしかった(*^_^*)

お次はいよいよ本命スピッツ!
ハングリーフィールドを出てテツヤ側後方から、退出する観客達と入れ違いでステージ方向へ進んで行ったら…あれよあれよと結構前のほうまで行けちゃいました。まだ余裕で中央前方に行けそうでしたが、これ以上行くと始まってからヒトに埋もれそうだったので、テツヤ側スクリーン前まで来たところでポジショニング。スクリーンの下には左右それぞれ花道が作られていました。 ここらへんで快晴だった空にも少し雲が出てきて、昼間よりは日差しもややマシになったかな? でもまだまだ暑い! 機材セッティングや楽器試奏する男性スタッフさん達がみんなグッズのくまさんTシャツを着ていてなんだかシュールな光景だなー…なんて眺めてるうちに、私達の後にもどんどん観客が入ってきて、気付けば後ろのほうまでびっしり。
そして開演時刻、ジングルとともにスクリーンにSpitzの文字が現れ、メンバー登場!

この日のメンバーの服装は…。
マ:紺地に白のドット柄(大きいドットと小さいドットがちぎり絵のようにパッチワークされてるような)シャツ+デニム+黒い靴+黒いハット(←襟足がモサモサしてました笑)
テ:紺&緑&グレーのつぎはぎ模様?のノースリーブ+股下がゆったりしたパンツ+真っ赤なスニーカー
田:紺の半袖シャツ(後ろの裾部分だけ真っ赤)+ハーフパンツ+青と赤のスニーカー
崎:真っ赤な半袖シャツ+半端丈パンツ(靴はよく見えず)

この日のセットリストはこちら。

01. 恋する凡人
02. メモリーズ・カスタム
03. 涙がキラリ☆
04. ありふれた人生
05. インディゴ地平線
06. あなたに会えてよかった(小泉今日子カバー)
07. チェリー
08. 8823
09. 野生のポルカ
10. 運命の人
11. けもの道

春イベのセットリストと半分くらい入れ替えで、1曲目「恋する凡人」でスタート!いきなりコレなのは気分がアガる!(≧▽≦)
続く「メモリーズ・カスタム」は、やっぱり!ステージ転換中に試奏したスタッフがこの曲のキーボードソロと同じ音を出したので、やるのかなと思ってました。夏の歌というわけじゃないけど夏っぽい雰囲気で、こちらもテンションUP!
さらに夏らしい「涙がキラリ☆」は、イントロ始まった時の会場の拍手が凄かった! 1番を歌い終わって拍手、曲が終わってまた拍手。口ずさむ人も多くて、ほのぼのとした空気が流れました。曲の後半では、マサムネがギターを提げたままマイクスタンドからマイクを引き抜き、前に出てきて歌う場面も。この曲でハンドマイク使うなんて新鮮!

MCは、繋がりをよく覚えてないので印象に残ったフレーズだけ羅列しますスミマセン(汗)。
マ:「暑さは大丈夫? 気持ち悪くなったら遠慮なく退場してくれていいので・・・そこまで届くように歌うので!」
マ:「イェーイ!って盛り上がるバンドじゃないから余計気持ち悪くなるかもしれないけど・・・何言ってるかよく分かんない(笑)。よく分かんないバンドです(笑)」
マ:「(会場を見渡して)みなさんリアルが充実してそうで、いいなぁ〜。スピッツはリアルが充実してない人向けのバンドなんで・・・。(観客の一人を指差して)君の事だっ!…んっはは(笑)」
↑こんな感じで、いつもと同じようで、なんだか不思議なテンションのマサムネでした(^^;

そして、久しぶりに聞くアルペジオで始まったのは「ありふれた人生」!意外な選曲に思わず じ〜っと聴き入ってしまいました。
そんでもってその次が、さらにさらにひっっっさしぶりの「インディゴ地平線」!これにはびっくり!余計なものが何もない彼らの演奏と、野外で聴く雄大さが加わって、すごくかっこよかったです。(うまく表現できない…汗) マサムネが珍しく白っぽいグレッチギターを弾いていたのも印象的でした。
続いて夏イベ恒例のカバーコーナー、今回はキョンキョンの「あなたに会えてよかった」!これは懐かしい〜♪ 「時がすぎて今心から言える あなたに会えてよかったね きっと私」という歌詞がマサムネの口から。過ぎた恋を思う曲だけど、この歌詞だけ切り取ったらなんか…それはこっちのセリフです!と噛みしめながら聴いてしまいました。あとちょうど自分が今2年遅れで「あまちゃん」を見始めてて "キョンキョンづいて"いた事もあってタイムリーでした☆
歌い終わって再びMCコーナー。
マ:「この曲リアルタイムで知らない人も居る…? ほんとはきゃりーぱみゅぱみゅの「もんだいガール」をカバーしようかと思ってデモも作ったんだけど難しくて…」
テ:「今言えてなかったね」(会場笑)
マ:「きゃりーぱむぱむ。きゃりーぱみゅぱみゅ」(会場笑)
(ここでマサムネ、ギターをかき鳴らし…)
マ:「あたしもんだいガール♪(会場:おお!?)
   まともがまともを〜求〜めるの〜♪(会場:ワァー!)
   あたしはもんだいガール♪(会場:イェイ!)
   もんだいガール♪(会場:イェイ!)
   もぉ〜〜んだぁ〜〜いガァ〜〜〜ル♪」(会場拍手)
↑まさかのきゃりー弾き語りでした!昼間きゃりーのライブで振り付けを習ったばかりだったので早速乗れて良かったです(笑)。 マサムネは難しいと言いつつ歌の後もしばらくジャカジャカとギターを弾き続けてくれて、この時の表情がまた得意気に口をとがらせて(笑)面白かったな〜♪ デモまで作ってたのなら、いつかフルコーラス披露して頂きたい(≧▽≦)
…からの、「チェリー」の歓声もすごかった! やっぱり誰もが知ってるヒット曲があるってすごく強みなんだな〜としみじみ。私達の周囲のお客さんはスピッツメインではなさそうな人が多めだったけど、みんな揺れながらニコニコ聴いていて嬉しかったです。

終盤のMCでは、この暑さはアラフィフには堪えるという事で、「ふなっしーとかマンウィズとか大変だよね」とマサムネ。
田:「ふなっしーとマンウィズを一緒にしちゃダメでしょ」(会場笑)
テ:「あれは被り物じゃないから!」
↑マサムネのトークを静観してたメンバーがこの時だけ総ツッコミしててウケました(笑)。
で、「梨汁ならぬ人間汁をブシャッと行きたいんですが、皆さんついてきてくれますか?」ってな感じのマサムネのMCでクライマックスへ!
「8823」では田村君がいつも通り(いつも以上?)に大暴れ。中盤崎ちゃんがドラム叩きながら後ろをチラチラ振り返ってニヤニヤしていたので、来るかな…!?と思ってたら来ました!もはや8823名物(!?)の田村君お食事タイム(笑)。崎ちゃんの後ろのスタッフさんがお皿を持って、茶色っぽい大きな塊(何だったかは不明)を田村君に"あーん"してる様子がスクリーンにバッチリ映って、周囲は大ウケ。 田村君はモグモグしながらフロントへ戻って大暴れ再開(笑)。花道まで出て行ってベースをブンブン振り回したり、崎ちゃんのシンバルをバシバシ叩いたり。初めて見たお客さんが多かったみたいで、その一挙手一投足に歓声が上がってました。
テツヤもこちら側の花道に出てきてくれて嬉しかった♪ 「野生のポルカ」ではコーラス前でテツヤが何度も雄叫びを上げていてテンション上がりました! 田村君もリズムに合わせて「ッハ!ッハ!ッハ!ッハ!」って声を出していたような。 (←ちなみに歌詞は原曲通り「武蔵野の空」でした。)
アレンジバージョンの「運命の人」も最近すっかり定番になって嬉しい! そしてラストは、「ひたちなかの日の出すご〜い綺麗〜だな〜♪」でまた大歓声! 最後までテンション上がりっぱなしの全11曲でした。あ〜燃焼したぁ〜〜!(≧▽≦)

ちなみにこのGRASSステージの左右のスクリーン、今年は去年に比べて大きさ・解像度が2倍になったそうで、しかも目の前だったからそれはもうメンバーがデカデカとハッキリ見えました。 周囲は結局人人人…で、肉眼でステージ見るよりもスクリーンばっかり見ちゃったけど、見どころキッチリ押さえてて楽しかった♪ マサムネのアップが抜かれる度に後ろの崎ちゃんの笑顔もしっかり映って、大変ときめきました。

さて。全部終わってピックetcを投げて退場するメンバーを見届けてから私達も後方へ下がり、水分補給してしばらく休んだ後、次のお目当て・米津玄師を見るためにPARKステージへ。 PARKステージなんてあったっけ?と思ったら、2009年に新設されたステージだそうで…。道路を挟んで隣のSOUND OF FORESTの音が聴こえるロケーションでしたが、始まったら全く気にならなくなりました。
そんなわけでPARKステージのトリは米津玄師。以前マサムネがベルゲン会報で紹介してましたが全然聴いてなくて、妹に勧められて予習したら見事にハマったので、この日ひそかに楽しみにしてました。日が陰ってから満を持して登場した彼は全身真っ白な衣装で、表情がよく見えないボサボサっとした黒髪で、まるでデスノートのLのようでした。 今年からフェスに出始めたようで、ライブ自体、終了したツアーを含めてこの日がまだ15回目との事。「よねさーん!」という女子の黄色い声援が多くて意外でした。
セットリストは「ゴーゴー幽霊船」に始まり、「駄菓子屋商売」「メランコリーキッチン」「アイネクライネ」など、全部で8曲やってくれました。そのうち、ハチ名義のボカロ曲が3曲。予習が追い付いてなくて一部曲名が分からないものもありましたが全曲楽しめました♪ 小気味いいフレーズと面白いメロディが癖になる!サポートメンバーを加えてのバンド形式で音もかっこよかったです。 MCでは本人から全国ツアー開催の告知があり、場内大歓声。最後に披露された「アンビリーバーズ」という新曲がエレクトロな感じで好み路線でした。 ギター&ベースのお二人がそれぞれ向かい合ってシンセを弾き、よねさん本人は歌いながらフロントに置かれた太鼓をボーンボーン!と叩いていました。アンコールは無くサクッと終わったけど、楽しかった!また次が見たくなるライブでした。

帰りは花火まで待たずに早めに帰ろうと思ってたんですが、翼のゲートまで戻ったところでGRASSステージが終演したようで花火が打ち上がり、せっかくなのでしっかり最後まで堪能してから会場外へ。シャトルバス乗り場は案の定長蛇の列でひたすらウネウネと並びましたが、覚悟していたほど酷くは待たされず、バスに乗れました。乗る前に一瞬雨がぱらついたのが冷たくて気持ち良かったな〜。
勝田駅からはどうしても座って帰りたかったので、満席の特急ではなく普通電車でゆっくりウトウトしながら東京へ戻り、妹宅に宿泊。翌日は、現地で買えなかった茨城みやげを銀座で買ってから新幹線で名古屋へ帰りました。は〜、やっぱり新幹線は楽だな〜(笑)。いやでもまだまだ可能な限りバスを使うぞ!
…こんな感じで、7年ぶりのロックインジャパン遠征は終了。これぞ夏フェスって感じで昼間はめちゃくちゃ暑かったけど、お目当ての人達を全部見れた(聴けた)し、横サン以来の花火も(結果的に)見れたし、いい思い出になりました。毎年参加するのはやっぱりキツイけど、これは!という年にまた行けたらいいな〜♪ 次回も晴れがいいけど、もうちょっと日差しがマシでありますように☆

スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋
(c)*Magnet* Megumi

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