スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋

スピッツ ライブレポート

VIVA LA ROCK 2018
2018/05/03(木・祝) さいたまスーパーアリーナ(初日)
レポ by 芽ぐみ

行ってきましたビバラロック!開催5年目でスピッツは2度目の出演、というわけで私も2度目の参戦。(ここまで前回のレポ文なぞり。笑)
前回同様夜行バスで東京へ向かい、電車で埼玉へ。アーティストグッズ販売が9時からということでしばらく列に並び、スピッツグッズを買った後はレキシグッズの列に並び直し。この日は何はなくとも稲穂を買わねば!ということで、結構並びましたが無事ゲットでき、その後ジェン吉さん&あやさん&みかづきママさんと合流して会場入り。
VIVA!StageでCHAIを見ようと思えば見れる時間帯でしたが、間もなくStarStageも始まりそうだったので、ロビーの売店で食べ物を調達してから200レベル・テツヤ側のスタンド席(ワッショイエリア)でスタンバイ。しばらくするとステージに主催者の鹿野さん登場。今年で開催5周年ということや、場内での諸注意、ビバラ公式キャラクター「さいたまん」の紹介などの前説を経て、StarStageのトップバッターとして登場したのはフレデリック。
「フレデリック、始めます」というBRAHMAN的挨拶でスタート。今度バクホンと対バンする子達だな〜と聴いていたら、1曲このギターリフ好き!って曲があって、後で調べたらそれが「オドループ」でした。(曲とタイトルが一致してなかった。)ボーカルさんの「初めて新人ステージで出演した年にオドループの一発屋だろうと言われたけど今こうしてStarStageに立てています」というMCで場内拍手。全曲パワーMAXでちょっと耳がびっくりしてしまったけど(汗)、勢いのあるバンドだし、そのうちスピイベにも呼ばれたりして?なんて思いました。

StarStage2番手は、EARTHxHEART LIVEでスピッツと対バンしたばかりのsumika。スペシャの「sumikaのコシカケ」で使われてる軽快なインスト(これが彼らのお決まりの登場SEなのかな?)に乗せてメンバー登場。←その番組内でバクホンの将司&栄純と一緒に曲作りした回がめちゃくちゃ笑えたので面白い人達なのかと思ったら、ものすごく真面目なMCで(主催者の顔が見えるフェスに出たい、ワンマンツアーや別のフェスもあるけど今日この日のライブを全力でやる 等)、こちらもウンウンと聞き入ってしまいました。曲は、「ふっかつのじゅもん」みたいな勢いのある曲もあれば「summer vacation」みたいなアーバンな曲もあって、振り幅が大きい! 何より演奏する姿が皆とっても楽しそうでした。 最後にボーカル片岡君が、よくある「また会いましょう」とかではなく、「次会える保証は無いから、今日出し切れて良かった、出会えて良かった」というような挨拶で締め括ったのがとても印象的でした。

(※後日追記:sumika前のステージ転換中、本人達によるリハがあったようです。そこでスピッツの「仲良し」をワンフレーズ歌って、片岡君が「スピッツ見たーい!」って叫んだとか。わたくしこの時お手洗いに行ってて見逃しちゃいました…悲。仲良し聴きたかった!><)

続いて3番手はKANA-BOON。生で見るのは前回のビバラ以来。ステージ転換の段階でメンバーが出てきて、「結晶星」や「ウォーリーヒーロー」など数曲本人達によるリハーサルがありました。そして一旦引っ込んで、呼び込みのジングルとともに再登場。「さくらのうた」「盛者必衰の理、お断り」「フルドライブ」「シルエット」などお馴染みの曲に加え、新曲も披露してくれました。やっぱりカナブーン好きだなぁ〜!…と言いつつ情報が2ndアルバムで止まっているので(汗)またチェックしなければ。
そしてライブ終了後、ステージからメンバーが退場しようとしたところでHappyBirthdayのメロディが。ソデからケーキを持った鹿野さんが出てきて、ボーカル鮪くんの誕生日をみんなでお祝い。そういえば前回もそうでした。28歳おめでとう〜!

KANA-BOONが終わったところで一旦StarStageの外に出てしばし散策。FLOWER FLOWERが演奏中のVIVA!Stageを見学しつつ屋外のフードコーナーまで行ったんですが、あまりの混み具合にそのまま引き返すことに(汗)。それから元々ビバラのオフィシャルグッズは買う予定無かったんですが、戻る途中にブースがあって空いてたのでリストライトだけ購入。腕に巻く電飾みたいなグッズでしたが、これを稲穂に巻きつけたら面白そう!

そしてStarStageスタンド席に戻り、4番手はSHISHAMO。アラバキで移動中にちらっと聴いたことがあるだけで、ちゃんと見るのは今回が初めて。 CMソングとして使われてる曲しか分からなかったけど、どれも演奏がパキッとしててかっこよかったです。そして声が可愛い。 男性客の「朝子ー!」というコールに「朝子"ちゃん"な!」って返すボーカル朝子ちゃんがまたオトコマエで可愛かったです。以前田村君も一緒にタオルを振ったという曲(あとで調べたらまんま「タオル」という曲でした)も初めて体験できました。1枚1000円って良心的な価格!この日のために書き下ろしたというビバラ仕様のタオル回しアニメーションも可愛かったです。

お次は5番手・レキシ。いつかライブを見てみたいと思いつつ今まで機会が無く、去年出演した新木場サンセットにも行けず、今回やっと生で見れました。いや〜〜これはもうホント、噂通りの面白さでした(笑)。いきなりたくさんのイルカバルーンを客席に投げ入れての「KMTR645」、「KATOKU」、そして十二単に着替えての「SHIKIBU」で盛り上がったあと、脱線しまくりながらの「狩りから稲作へ」。始まる前にリストライトを巻き付けておいた稲穂をここぞとばかりに光らせて振り振り。そしたら同じこと考えた人が他にもちらほら居て、スタンディングフロアで振ってた人を早速池ちゃんが見つけて「そういうグッズが売ってると思われるから!イルミ稲穂でイルミナホ、売れるか検討する!」とイジってました。いろんな人の替え歌コーナー?では、スピッツからは「涙がキラリ☆」と「チェリー」で替え歌。また、汗がすごくて床が滑る、このあとマサムネさんが滑っちゃったらモップで拭きに来ますんで! 疲れたから一旦休んで、スピッツやってもらってそのあとまた出てくるのはどう?ダメ?…ってなMCも(笑)。 そして「きらきら武士」で締めて、大笑いのうちに終演…となるところへ第九(歓喜の歌)が流れて、ビジョンにCongratulations!の文字が。池ちゃんが素で戸惑っていると、ソデから再び鹿野さんがケーキを持って登場。今年でレキシが活動10周年ってことで、そのお祝いでした。お〜!もうそんなになるのですね。改めて10周年おめでとうございます!!

さて、いよいよスピッツの出番! 今回はスタンディングフロアへは降りず、このままスタンド席で見ることに。最近の定番になりつつあるSUGINAMI MELODYをアレンジした登場SEに乗せて、ステージ向かって右側から一人ずつメンバー登場。 マサムネは水色地に、肩から袖にかけて赤いラインの入った変わったシャツ+ハット+手には稲穂(笑)、テツヤはインディゴの絞り染め風のダボッとしたラグラン袖トップス、田村君は胸元にレース模様のある青い半袖ストライプシャツ、崎ちゃんは白の長袖シャツ+チェック柄のベストでした。(ボトムス略)

この日のセットリストはこちら。

01. 涙がキラリ☆
02. スパイダー
03. 醒めない
04. 恋する凡人
05. チェリー
06. スターゲイザー
07. ウサギのバイク
08. スピカ
09. 春の歌
10. さわって・変わって
11. 8823
12. トンガリ'95

あっという間に終わった気がしたけど、前回よりも2曲多い12曲。レキシからの流れで…と狙ってたかどうかは分かりませんが(笑)「涙がキラリ☆」で始まり、そのあと続けて3曲披露してから最初のMC。
(いつものように言い回しは正確じゃないので雰囲気で…。)
マ:「元気ですかー?(会場:イェーイ!)元気そうじゃない人も居ますが(笑)。自由に・・・隣の人に愛を持って。素敵な夜にするからさっ」(会場:歓声&拍手)
↑この「素敵な夜にするからさっ」のあと照れ笑いしてうつむくのホントあざと可愛すぎますからー!!(しかもこの時グーにした右手を顎に添えてて、その仕草がまたズルい!←)
そして足元に置いていたレキシグッズの稲穂を取り出し…。
マ:「俺らの前がレキシだったでしょ? 俺も客席で稲振りたかったもん!(会場笑)スパイダーで稲振る不届き者が居るかと思ったけど、居なかったですね(笑)。振っていいですよって言うと、『マサムネさんが余計な事言うから、前の人の稲で見えませんでした!』とか言われちゃうから…」(会場笑)
↑良かった振らなくて(笑)。さすがにここではアレかなと思って稲穂は仕舞っていた私。ちなみにマサムネのマイ稲穂はテレビの横に置いてあるそうで、この日持ってこよう持ってこようと思って忘れてしまったとのこと。
また、次のMCコーナーでは…。
マ:「今日暑いね。夏バテとか大丈夫ですか? (客:大丈夫ー!)大丈夫じゃなかったら今日来てないか(笑)。…ここ話すこと何も考えてなかった。(テツヤに向かって)何かある?」
テ:「特に無いけど、みんなに覚えてもらいたいのはボーカル以外も喋るってこと!」(会場笑)
マ:「ギターテツヤ〜!」
テ:「ウッス!」
そのあとマサムネが「ベース田村〜!キーボードクージー!ドラム崎ちゃん!」と紹介していき、ひとりずつ会釈。そして、夏みたいだけど春の歌を、と言って次の曲へ。フェスだから仕方ないけどやっぱりMCコーナー短い(>_<)
この日は肉眼で十分ステージが見える位置だったけど、結局ずっと上部にある大きいビジョンばかり見てしまいました。特に「8823」の時、ここ最近のアレンジでは間奏のギターソロと同じメロディを田村君がベースでユニゾンするんですが、それをテツヤの真横に並んで一緒に弾いてて、それが絵的にもかっこよくて痺れました。それからいつものように田村君のもぐもぐタイムがあったんですが、そこはカメラに抜かれなかったので頑張って目で追いました。でもその後またビジョン見てたら、まだ曲の途中なのに手ぶらになった田村君が両手でイェーイ!ってやってる姿が大写しになって笑ってしまいました。ベースどこやった(笑)。後から聞いた話ではスタッフに追いかけられたり逆に追いかけたり?運動会のようだったとのこと。相変わらず自由過ぎる田村君(笑)。あとこの日は田村君のマイクの音量が大きかったのか、「さわって・変わって」の時に1オクターブ低い「ベーイベー♪」がいつもよりハッキリ聴こえました。だからこそ逆に「トンガリ'95」ではコーラスしたりしなかったり、疲れて休み休み歌ってる?のがバレバレでそれがまた愛おしかったです。その「トンガリ'95」では、最後の最後に崎ちゃんのドラムソロがありました。嗚呼かっこいい!もっと聴いていたい!
全体としては春〜初夏っぽい、フェスならではのセットリストだったけど、思いがけず「ウサギのバイク」が聴けたのが嬉しかったです。
でもこの日一番印象的だったのはやっぱり「醒めない」での一幕かなぁ? 演奏中マサムネが歌いながらギョロッとした目つきでテツヤ側のソデを見ているのがビジョンに大写しになって、何だろうと思ったら間奏中にテツヤの後ろまで歩いて行って、ソデのスタッフに向かって右手を水平にチョップするジェスチャー。(何かを「切って」みたいな指示?) そのあとすぐマイクに戻って歌を続けたんですが、歌詞が飛んだりギターがハウったり。(歌詞飛びは前半だったかも。) フルコーラス歌い終わるや否やマサムネが再びソデに向かって歩きながら、今度は両手の平を下に向けて上下に動かし「下げて!下げて!」みたいなジェスチャーを強めにやってました。 マサムネが曲間にスタッフに何か指示を出す事はよくあるけど、今回はちょっと厳しめだったので見ててハラハラしてしまいました。後から聞いた話では、マサムネが自分の口を指差して「上げて」というジェスチャーも同時にやっていた模様。後日マサムネも日記に書いてましたが、モニタのトラブルがあったみたいです。 その後は持ち直した様子でホッとしましたが、「素敵な夜にする」ために真剣に向き合うプロの姿を、この日改めて目の当たりにできた気がして貴重な一幕でした。

場内大拍手の中「どうもありがとうございました!」というマサムネの挨拶でスピッツ終演。ピックやスティックを投げながら退場するメンバー達を横目に、今度はindigo la endを見るためにお隣VIVA!Stageへ移動。 ちょうど双方の終演時刻と開演時刻が同じくらいなので既にインディゴライブは始まってましたが、移動経路も混みあっておらず、会場も比較的空いていたので前の方に行けました。インディゴは予習できてなくて見事に知らない曲ばかりだったけど、演奏はさすがのかっこよさ!特にギターの音色が好みでした。MCもフフッと笑える感じでナチュラルで、ちょっと印象が変わりました。曲も高音低音自由自在で、どうしたらこんなメロディを思い付く(そして歌えてしまう)んだろうと感心しきり。ただ、最後まで見ていると今度はサカナクションの開演に間に合わないため、終盤で抜けて再びStarStageのスタンド席へ。

そんなわけで、StarStageトリはサカナクション。サカナクションもずっとずっとライブを見てみたいと思っていて、ようやく念願叶ってこの日初体験。登場SEに合わせてメンバーが定位置にスタンバイし、ボーカル一郎さんが客席に背を向けて指揮者のようなパフォーマンスをしてから、「サンプル」でスタート。「アイデンティティ」「セントレイ」「夜の踊り子」「ルーキー」「ミュージック」「新宝島」など盛り上がらないわけがない曲のオンパレードでずっと踊ってしまいました。 まさに「魅せる」ライブで、ステージパフォーマンスもライティングも、まるでショーを観てるような感覚に。また、一郎さんが観客のコーラスやここぞというタイミングでのフリに対して笑顔でサムアップしたりしてすごく楽しそうで、こちらも思わず笑顔に。コールアンドレスポンスみたいな「やらせる」物は何も無かったのに心地いい一体感があって、フェスですらこのレベルならワンマンは一体どんな感じなんだろうとますます興味が沸きました。これはぜひぜひまた見てみたい!
トリということでアンコールも気になったけど、帰りの混雑を避けて本編終了と同時に退出。 今回はそのまままっすぐ駅に向かって皆と解散したので、21時にはもう帰りの電車に乗っていました。これならもしかしてギリギリ新幹線の終電で名古屋に帰れたかも?…いやでも慌ただしいから次回以降も夜行バスかな、行くなら。いずれにしても、屋内フェスということで天気を気にしなくてもいいし、移動も前回ほどは迷わなかったし(前回より動いてないからというのもありますが汗)、やっぱり快適なフェスだな〜という印象でした。
そんな2度目のビバラ。文字通り、素敵な夜になりましたありがとう!! またスピッツが出演する年に行けたらいいなぁ〜♪

Very very very special thanks to みかづきママさん&ジェン吉さん&あやさん♪

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