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スピッツ ライブレポート

SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 "NEW MIKKE"
2021/06/30(水) 日本ガイシホール(2日目)
レポ by 芽ぐみ

快晴だった名古屋初日と変わって曇り時々小雨な名古屋2日目。この日はみかづきママさんの車に乗せてもらって現地入りしたのですが、ガイシホールの駐車場が8823ナンバーの車だらけで始まる前からテンション上がりました。
この日はオンライン先行で取ったチケットで、指定された入場ゲートはB。前日がAでアリーナだったから今日はスタンド席なのかな?と予想しつつ、来場者登録のメールチェック&検温等を済ませてチケット発券したところ・・・席はアリーナ22列でした。前日は田村君側の端っこ近くだったのですが、今回は同じ田村君側でもちょっとセンター寄り。これはしっかり見えそう♪
消毒を済ませて中に入ると、この日も座席一つ一つにメンバーのサイン入りカードが用意されていました(嬉)。ちなみに添えてあったマサムネ画伯のイラストは、前日がスガキヤのスーちゃんで、この日は名古屋のゆるキャラはち丸でした。あいかわらず上手い!

さて開演前、例のごとくステージには眩しく光る柵がセッティングされていたんですが、その向こうでメンバーがスタンバる様子が一部の客席から見えたのか、この日はスタート前から拍手が沸き起こっていました。そして「見っけ」のキラキラシンセをSE代わりに、その光る柵がゆっくり上がって行ってライブスタート!

この日のセットリストは、アンコールだけでなく本編5・9・13曲目に入れ替えがあったので改めて掲載↓

01. 見っけ
02. はぐれ狼
03. エスカルゴ
04. けもの道
05. 稲穂
06. 遥か
07. 快速
08. 放浪カモメはどこまでも
09. ワタリ
10. ラジオデイズ
11. 優しいあの子
12. ヒビスクス
13. プール
14. まがった僕のしっぽ
15. 青い車
16. YM71D
17. ロビンソン
18. ありがとさん
19. 楓
20. 渚
21. 8823
22. 俺のすべて
23. 紫の夜を越えて
e1. 野生のポルカ
e2. チェリー
e3. ヤマブキ

この日のメンバーの服装は、
マ→黒地に白ストライプの五分袖シャツ+黒パンツ?+ハット
テ→黒トップス+黒パンツ?+ハット
田→白地に大きなワンポイント柄のトップス+黒パンツ?
崎→白シャツ+黒ベスト+黒パンツ?
でした。相変わらずうろ覚えで申し訳ない(汗)。

では、ここからは2日目なので覚えてるMC中心に…。
最初の5曲を歌い終わり、ようこそ的な挨拶を経て、前日同様各エリアの客席に向かって元気ですか〜?と声掛けしていくマサムネ。
マ:「すごい、見えてるぜ!おーい!(ブンブン)わーい!(ブンブン)」
↑この嬉しそうに両手を振る様子がなんとも可愛かったです。
ライブ前の音響チェックでマサムネ自身もスタンド席に上ったそうで、結構急階段なので山登りみたいで、足腰大丈夫ですか?とねぎらってました。
また、ツアー初日(神奈川公演)で、やっとライブできる事について「止まってた時計が動き出した」というMCをしたそうですが…。
マ:「ニュアンスとしては、止まってた時計が動き出したというよりは溜まってたお通じがスポーンと出た感じ(笑)。超気持ちいい。スポーン!って」(会場笑)
↑確かにこっちのほうがマサムネらしい表現だな(笑)と思ってしまった私です。

久しぶりに名古屋に来れたというMCブロックでは…。
マ:「今日岐阜や三重から来てる方いると思いますが、けもの道で(ギター弾きながら)名古屋の日の出♪とかさ、岐阜の日の出すごーい綺麗ーだなー♪って。津はいつもどうしようかなと…。「っっっ津の日の出♪」もしくは「津〜〜〜の日の出♪」どっちにしようかなって」(会場笑)
テ:「最初のほうがいいよねぇ?」
マ:「休符?…(弾きながら)っっっ津の日の出すごーい綺麗ーだなーーー♪」(会場拍手)
↑去年延期の末に中止になってしまった岐阜・長良川公演と三重・津公演のことにもさりげなく触れてくれてジーンとしました。
マ:「津は太平洋側を望んでる街だから日の出は綺麗だと思うんだよね」
テ:「ここは名古屋だけどね」(会場笑)
↑あともう1個くらい三重ネタを喋ってた気がするけど思い出せない…。テツヤが再び「ここは名古屋だけどね」と突っ込んでました(笑)。

マサムネのちょこっとカバーコーナー(?)はこの日も好調。
ヒゲダンの「I love...」を前日よりちょっと長めに歌ってくれて、かなり高音なので「俺が歌うと鬼太郎のお父さんみたいになる」と言って会場笑い。
マ:「(優里のドライフラワーを弾き語りで)♪声も〜顔も〜不器用なとこも〜全部〜全部〜嫌いじゃないの〜〜〜♪鬼太郎っ!」(会場笑)
マ:「ここでこんな高い声で歌ってあとの曲ボロボロになったりして(笑)」
テ:「それが心配!」
↑このテツヤの即答ぶりが実感こもってました(^^;
そんなスピッツ、デビュー30周年とは言えテレビにはあまり出ず、人気アーティストにカバーされたりスピッツ好きを公言してもらったりしてありがたいねという話題に。
マ:「sumikaの片岡君とかあいみょんとか。ありがとう!」
ここでマサムネ、一旦落ち着こう!と言って、アー アー と発声練習し、次の曲へ行くと思いきや…。
マ:「アー アー アー、アー↓(最後低く)。最近さぁ…」(←またジャランと弾き始める)
田:「まだやるの!?」(会場笑)
マ:「低い声って出るのかなって。(寺尾聡のルビーの指環のサビを弾きながら)♪ららら らーらーららー らーらーららー らーらーららーらー、あなた〜を失ってから〜〜〜♪(低いGを鳴らして)ら〜〜〜♪もうこの音が出ない」
↑この田村君の苦笑っぷりと、お構いなしに続けるマサムネが可笑しかったです。

あと同じブロックだったか「去年デビュー30周年記念」って言い間違えてたマサムネ(←今年がデビュー30周年で結成34周年)、自分達でも分からなくなってるとのこと。
マ:「こないだ結成30周年やったのに「あれ?またやったの?」って言われて。周年詐欺っていう(笑)」(会場笑)
また、ライブ終盤マサムネが「膝とか腰とか大丈夫ですか?」と客席に問いかけた後にメンバーにも問いかけてて、前日はメンバーの仕草まではよく見えなかったんですがこの日は藤枝コンビがそれぞれさりげなくスッと手を上げて大丈夫的な素振りをしている様子が見えました。そのクールな感じがかっこよかった!
マ:「大丈夫?はい。大丈夫じゃなかったらあとで効く漢方紹介するから」(会場笑)

MC以外で演奏中に覚えてることとしては、「俺のすべて」のドラムソロの間、ドラム台のすぐ傍らにマサムネがタンバリン持ったままちょこんとしゃがんでシメまで待ってたのが可愛かったです。前日はよく見えなかったので、なんかときめきました。あとこれも「俺のすべて」の時だったか…終盤田村君がテツヤ側で動きまくってたらベースの音が出なくなっちゃって、エヘヘーって顔でぽてぽてと歩いて戻って来てローディーさんにベース替えてもらってる場面があり、母性本能をくすぐられました(←)。ちなみにそれはアウトロの最後のほうだったのでもう次の曲用のベースに替えたのかなと思ったんですが、次の曲ではまたベースチェンジしてたので、それだけたくさんのベースを用意してるんだなーと感心しました。すぐ対応できるローディーさんもさすが!

そしてアンコール。これも前日はよく見えなかったんですが、グッズTシャツに着替えてメンバー達が戻ってくる中、マサムネはハットを取って挨拶してました。本編からずっとハット無しでもいいのに〜!(←個人的好み^^;)
そのアンコール1曲目「野生のポルカ」では、"武蔵野の空"のところ、今まで聴いたことあるパターンは"尾張の空"と"なごやかな空"でしたが、この日は"濃尾(のうび)平野の空"と歌ってくれました!濃尾平野はここ名古屋だけでなく岐阜と三重の一部も含んだエリアなので、今回のNEW MIKKEならではのチョイスだったのかなと感動。(ただ、私の耳にはどうもノウビじゃなくてノウミと言ってるように聞こえましたが・・・気のせいだった事にします。汗)

メンバー紹介では、「海ねこ」のイントロベースをちょこっと弾いて田村君からスタート。「野生のポルカ」は何の空だったの?と改めてマサムネに確認してくれました。ここが日本の真ん中で、有名な武将も多いし…という話題から、前日同様フラカンネタへ。フラカン30周年ライブのアンコールでの田村君が裸にオーバーオールだったので、もしこのままライブできなかったら名古屋でのラスト衣装がそれになってたかもしれない、でも今日上書き出来て良かった、と言って会場拍手。
田:「あの時のライブすっごい楽しかったの。名古屋でのライブで一番楽しかったんだけど、軽く超えたね昨日今日で」(会場拍手)
また、名古屋のライブでは昔から「田村ー!飲みに行こうぜー!」って掛け声する男性ファンが居たというお馴染みトーク。ただ今はコロナでなかなかそういうのも行けない状況なので…。
田:「だから、気持ちだけ伝えるよ?気持ちは、今日この後みんな(観客)と飲みに行きたいです。でも、ライブ後の飲みも楽しいけど、ライブのほうが全然楽しいや!」(会場拍手)
↑この「楽しいや!」って言い方がほんとに明るい声で心底楽しそうで、聞いてるこちらも嬉しくなりました。そして、「こうして会うのも縁だから、また次の機会、次の次の機会、いつかは分からないけどスピッツ続いて行くんでまた会いましょう」という締めくくりにまたグッと来ました。

続いてクージー。前述の武将ネタを受けて、「野生のポルカ」は"信長の空"でも良かったねという話題。
マ:「でも「麒麟がくる」観てたから、長谷川さん見てると明智派になっちゃう」
それから話変わって、名駅のナナちゃん人形が以前エヴァコラボで綾波レイの格好をしていてそれがすごく似合ってた、とクージーが喋ってる間、マサムネはずっと初音ミクだと思って聞いてたらしく、話の終わりかけに「あ、綾波レイか!あれかエヴァンゲリオンの!」って一人遅れてリアクションしててウケました。マサムネってヒトの話をうんうん頷いて聞いておきながら実は話通じてなかったってこと結構ありそうだな…と微笑ましく思いながら聞いてしまった私です。

お次は、恒例のシンバルごっつーん!のご挨拶を経て崎ちゃん。ドラム台の周囲がアクリル板で囲われているんですが、これは感染症対策ではなくて音響的な理由で…と説明。アクリル板の中に居る崎ちゃんが水族館のジンベエザメみたいだねと言うマサムネ発言を受けて、名古屋港水族館の話に。崎ちゃんはコウテイペンギンがお気に入りのようで、途中「キングペンギンじゃなくて?」と聞くクージーに「コウテイペンギン!」と即答してました。さすが詳しい崎ちゃん。マサムネも名古屋港水族館には行った事があって、イルカショーが見ごたえあるとのこと。
崎:「シャチも居るし。名古屋、また来たいと思います。今日はありがとうございました!」

そしてテツヤ。前日に引き続きドデスカ!で藤井二冠の話題をやってるのを見たそうですが、この日は特にスピッツ流れてなかったとのこと。で、前日のMCを受けて楽屋には「ぴよりん」が用意されてたそうで…。
マ:「藤井くんが召し上がったのはアイスのほうで、俺らが食べたのはプリンだったね。でも美味しかった」
テ:「うん。…まぁ俺はね、甘い物あんま好きじゃないんで」(会場微笑)
↑急に正直になるテツヤがツボでした(笑)。そしてこの会場のクスクス笑いが気に入ったようで、「いいね!(笑)」とテツヤ。今日は盛り上がって楽しかったと挨拶して、最後「ボーカル草野マサムネ!」とコール。

マサムネは(いつものことですが)各メンバーMCの間にちょいちょい話題を挟んでいくので、ここで新しいネタは特に無かったような?(思い出したら追記しますスミマセン。汗) 前日同様、今日来た皆さん一人欠けてもこの楽しい夜は作れなかったと思うから一人一人にお礼を言いたい、またお会いしますよ!と言って大きな拍手をもらっていました。

…はい、こんな感じで、自分としては前日よりは普段通りに楽しめた気がする2日目。とはいえやっぱり「ありがとさん」では後ろの照明が涙で滲んでしまいました。席も真ん中よりは前だったと思うけど、メンバーの動きとか結局あまり細かくは覚えられなかったな…(汗)。ステージ左右のLEDビジョンはあくまで楽曲演出の一部なのでMC中は消えてるんですが、MC中こそメンバーの表情を映して欲しい!と願ってやまない私です。あと、セットリスト的には「ワタリ」!めちゃめちゃ久しぶりで思わず声が出そうになりました。こういう"少し前のアルバムオンリー曲"をもっとたくさん聴きたいよー!(>_<)

アルバム「見っけ」を引っさげたツアーでありながら、間に色々あったせいであんまり見っけ感の無いレポになってしまいましたが(汗)、ぜひまた早い段階で生のスピッツに"再会"できますように、と強く願う夜となりました。
ありがとうスピッツ!!スピッツのライブはやっぱ最高!!!

Very very special thanks to みかづきママさん&ジェン吉さん&たむたむさん&Eさん♪

スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋
(c)*Magnet* Megumi

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