スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋

スピッツ ライブレポート

スピッツ ライブレポート SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 HIMITSU STUDIO
2023/12/19(火) 日本ガイシホール(初日)
レポ by 芽ぐみ

スピッツご一行がようやく我が町に!というわけで満を持して参戦した名古屋公演初日。今回のツアーではCD売り場で「ひみつスタジオ」(CD/LP/カセット)を買うと直筆サイン入り色紙orご当地ステッカー、それ以外の作品を買うとご当地ステッカーがもらえるという企画が走っていて、色紙のほうはかなり早い時間帯で品切れになっていた様子。(ちなみに色紙のマサムネイラストは今までのようなご当地キャラではなく全会場i-O君で統一のようでした。)私はグッズも既に通販で購入済みだったので夕方遅めに向かい、ステッカー目当てで「美しい鰭」だけゲット(今更)。その後みかづきママさんと合流してツアートラックの記念撮影などをして会場入り。
今回は私のベルゲン先行で取ったチケットで、入場と同時に判明する席は…スタンド席Bブロックの30列でした。テツヤ側の真ん中あたりでしたが高さ的にはちょっとした登山(汗)。でも静岡の時は田村君側だったので、セットの影で見づらかったこちら側のビジョン(左右非対称にいくつか配置されてる)が今回はよく見えそう♪
やがて定刻になり客電消灯、会場の拍手に迎えられてメンバー登場!

この日のメンバーの服装は、
マ→静岡と同じ青・緑・黒の模様入りシャツ+グレーパンツ
テ→静岡と同じi-O君風衣装(ボトムだけ細身の白パンの上にリブが黄土色の白キルト地ハーフパンツ重ね履きに変更)
田→静岡と同じ白ブラウス+黒オーバーオール+黒バケットハット(3曲目ラストで脱ぎ捨て)
崎→静岡と同じ黒ノースリーブ+デニム
でした。少し見ない間にテツヤの髪色が鮮やかな赤ピンクに!

この日のセットリストはこちら。

01. めぐりめぐって
02. ときめきpart1
03. けもの道
04. 跳べ
05. 紫の夜を越えて
06. 大好物
07. チェリー
08. 青春生き残りゲーム
09. 手鞠
10. i-O(修理のうた)
11. 正夢
12. 楓
13. サンシャイン
14. 未来未来
15. 夜を駆ける
16. 俺のすべて
17. 美しい鰭
18. オバケのロックバンド
19. 甘ったれクリーチャー
20. 8823
21. 涙がキラリ☆
e1. えにし
e2. 不死身のビーナス

静岡公演と比較して、8・e1・e2で入れ替えがありました。
「青春生き残りゲーム」はめちゃくちゃ久しぶり!なんと99年のゴースカで聴いて以来です。そして「えにし」も、とげまるツアー以降は2018年のゴースカで聴いたきり。(もしかして今回そういう裏コンセプトがあったりする…?) 今の曲か昔の曲か分からないほど同じクオリティで、それを今のスピッツの演奏で聴ける喜び。ただこの日は珍しくマサムネの歌詞飛びが結構ありました。(覚えてる範囲で「未来未来」と「不死身のビーナス」)マサムネはアチャ〜というよりはスンとした表情ですぐ繋いでましたが、見てるこちらとしてはレアな瞬間にちょっとドキドキ。
そんなマサムネ、「俺のすべて」では前回使い切れてなかったステージセットのバルコニー部分もしっかり使って、タンバリン片手に双眼鏡で客席を覗きながらぐるりと闊歩してました。田村君は自分を撮影するステディカムスタッフを従えてバルコニーを進んだかと思えば急に折り返すもんだから、スタッフさんが撮影体勢のまま後ろ歩きで押し戻されてて面白かったです(笑)。ソデでジャンプするスタッフ達に紛れて一緒にジャンプしたり、お立ち台スペースに腰かけて弾いたり寝っ転がったりと自由。「オバケのロックバンド」では、田村君が自分のパートの前で"今から歌うよー"ってアピールするように両手をフリフリしてて、「ツノが生えてきたオバケ〜♪」のところで指でツノが生えてる仕草をしてたのがとっても可愛かったです。

ここからはMCレポを短めに。(2daysごっちゃで覚えきれなかった…汗) 順番あやふやな上にカギカッコの中身は正確ではありませんのであしからずご了承くださいませm(__)m

まず初めのMCブロックでは、年末のお忙しい平日に足を運んで下さりありがとうございますというマサムネの挨拶から。スタンド右、左、アリーナ前方、後方…と客席の各エリアに向かって声掛けをし、その都度「イェイイェイ!」と手を振ったり、後ろのほうになってしまった人達に「あなたのために歌います」と言って会場拍手。そして名古屋ということで名古屋メシの話題。
マ:「ぴよりんとかね。きしめんも食べたし…。今ここに(自分のお腹を指して)ぴよりん2個入ってるから。ぴよりん2匹分のエナジーで、今日は楽しい夜にしますんで!」(会場拍手)
↑このぴよりん2匹分って言い方が可愛くて早速きゅんとしてしまいました。

「青春生き残りゲーム」を終えてのMCブロックでは、スタッフに「こういう曲ありますよね?」って言われるまでこの曲の存在を忘れてたというマサムネ。
マ:「でも久しぶりにロックっぽい曲やると楽しいね!ロックっぽいっていうかロックバンドなんですけどっっ」(会場笑)
また、名古屋といえば昔「ミックスパイください」というローカル番組に出たことがあるというお馴染みトーク。小森のおばちゃまに会ったこともある、鶴太郎さんのモノマネじゃなくて本物にね、と話すマサテツが、他にも何か喋ってたと思うんですが特にオチは無く…。「もっと"行くぜ名古屋ー!"みたいなの、欲しいですか?」とマサムネが客席に問いかけて、実際やってみせてくれました。
マ:「今度から「行くぜ名古屋って言ったらわー!って叫んでください」って掲げとく?(笑)」
テ:「録音禁止のプラカードみたいな?」
田:「でもいつもこのブロックで食べ物の話するけど」
マ:「さっきもう喋っちゃった!」
田:「今日はその流れで「大好物」だったから「お〜今日草野いいじゃん!」って思ったよ?」
…と珍しくMCを褒められるマサムネでした。

今年の夏で結成36周年を迎えたという下りでは…。
マ:「今年は名探偵コナン君のおかげでバンドの寿命が10年伸びました(会場笑&拍手)。サブスクのチャートに若い人に混じって草野達の曲が入っとったとよって地元の友達に教えてもらって、ほんと↑ね↓?って。おじさん頑張りました!」(会場笑)
マ:「ねぇ?おじさん?(テツヤに向かって)」
マ:「ねぇ?おじさん?(田村君に向かって)」
↑思いがけず博多弁が聞けた上にこの流れが面白かったです(笑)。
ここで、若い人の曲ということで今年の夏イベでカバーした藤井風の「きらり」をサビだけ披露して場内大歓声!
続けて、普通にカバーするだけじゃなくて半分スピッツなカバーをやってみるのはどうか?ということで、ゆずの「栄光の架け橋」のサビのメロディに「チェリー」のサビの歌詞を乗せるという何とも器用な弾き語りカバーを披露してくれました。さらに名古屋ということで、スキマスイッチの「全力少年」に乗っかった「チェリー」も披露!
テ:「全力でチェリーだったね」(会場笑)
マ:「全力チェリー!」
田:「チェリー少年だったら別の意味になっちゃう」(会場笑)

ステージセットの巨大なスケボーオブジェについては、中2の時にお年玉貯金でスケボーを買うかエレキギター買うか迷ってギターにして良かった、とマサムネ。続けて、ロボコンの超合金も当時高くて買ってもらえなかったけどこうして作ってもらって…と等身大i-O君のオブジェも紹介。マサムネの原案をjunaidaさんに描き起こしてもらったロボットで、モデルは遮光器土偶だそうです(笑)。先日ふなっしーがX(旧Twitter)でスピライブ参戦報告とコラボ絵本「ひみつストレンジャー」の紹介をしていたのですが、マサムネもそれを知っていて早速乗っかってました。そして巨大ないちごのオブジェに関しては「好きだから(笑)」とマサムネ。これ確かにサブスクで済ませてる人はなんでいちご?ってなってるかも(^^;
マ:「昔のいちごって酸っぱかったから牛乳と砂糖かけて食べてたよね」
田:「どの品種がいいか?って話は楽屋でしよう」(会場笑)
マ:「静岡と栃木と福岡でね。たまたま全員いちごの産地なんですよ」(会場:おおー)
↑そうなんです!そんなところもなんだか可愛らしいイメージのあるスピメンなのでした。
そして長時間立ちっぱなしだけど膝とか腰とか足首大丈夫?とマサムネが観客&メンバーに問いかけて終盤の盛り上がりブロックへ。

メンバー紹介はいつも通り田村君から。冒頭何やら弾いたんですが失敗したようで「うっはは!田村です(笑)」といきなり大笑いで自己紹介。どうやらフラカンの「深夜高速」のつもりだったらしいのですがキーが違ったのか?、観客は???状態。そのあと「海ねこ」のイントロベースを弾き、いつものトーンで「田村です」と仕切り直してました。
(↑ちなみにここでマサムネに「あの話する?」と聞かれて田村君が「しない」と答えてたんですが、フラカンネタのことだったのかな?)
で、一昨年NEW MIKKEで来た時はまだ収容率50%&声出し禁止で楽屋のケータリングも休止中だったため、どうしてもおなかがすいた田村君はスタッフにマックのチーズバーガーを買ってきてもらったとか。
マ:「小腹減った時用に何か持ち歩いてないの?俺リュックにカロリーメイトとベビースター入れてるよ」
田:「羊羹とか持ってるけど、あったかいものが食べたかったの。今日は草野も言ったけどきしめんとかぴよりんとか色々あって良かった」
マ:「味噌カツとかしるこサンドもあったね。俺一番好きなのういろう。腹持ちいいから」
田:「あずき、抹茶、ゆず、さくら…」(←順番違いますがこういうCMソングがあるのです)
マ:「あずき一択!」
また、ガイシホールには以前某アーティストのライブをお客さんとして見に来たという田村君。スタンド席Iブロックの16列目だったと言って、言われた付近のお客さん達が反応。
田:「今日はちゃんと届いたかな?楽しかった?・・・・・あれ?楽しくなかった?」(会場笑)
マ:「聞く時はもっと「楽しんでるかーーーっ!?」って自分を捨てないと」(会場笑)
田:「これdisってるわけじゃないけど「お前らこんなもんかー!?」とかってさぁ…。えぇぇっお前呼ばわりされた!?こんなもん!?って(会場笑)。2〜3回声出しさせられて「OK!」ってそんなに声量変わってないのに!?って(会場笑)。disってるわけじゃないけど。やたら観客にマイク向けたり。ボーカルを聴きに来てるのに。disってるわけじゃないけど」
↑セリフは正確じゃないですがこんな下りがあってめちゃくちゃ笑いました。
田:「ま、こんな感じでスピッツは続いていくんで。"鰭"で10年…(指折り数えながら)去年の「silent」でさらに10年伸びた気がする。でもころころ変わっていくから、もしかしたら次の曲でみんなに歌ってもらう曲があるかもしれない(笑)。その時は付き合ってください。田村でした!」(会場拍手)
このあと田村君は恒例のモグモグタイムがあったようですが私の席からはよく見えず残念っ(>_<)

続いてクージー。声出しできるようになったからコールアンドレスポンスをしてみたい、とマサムネに音頭をとらせて「ラーーーンチ!」→観客「パーーック!」のコールアンドレスポンス(笑)。(←「えにし」がランチパックのCMソングだったので)
ちなみにマサムネはランチパックの中ではピーナッツ味が一番好きなんだそうです。私も一番好き!(マサムネと好みが被ること滅多に無いので地味に嬉しい)その印象で他何喋ったか忘れちゃいましたごめんなさい(汗)。

お次は崎ちゃん。
お決まりのシンバルごっつーん!もビジョンにバッチリ映し出されてニコニコ笑顔の崎ちゃん。名古屋といえば…ということで愛・地球博の時に南知多に泊まって、車で名古屋城や名古屋港水族館や日本モンキーパークや明治村に行ったという話題。まだ犬山城には行けてないことと、車があるとあちこち行きやすいからまた今度プライベートでも遊びに来たいと話してくれました。

そしてテツヤ。
言おうと思ってた名古屋近郊の観光スポットを崎ちゃんに全部言われてしまい、順番最後だとMC被るんだよね〜としばらく考え…。
テ:「あっ!レゴランドまだ言ってない!あそこ絶叫系無くて"ちょうどいい"んだよね」(会場笑)
マ:「ジェットコースター苦手な人は自分が運転してると思って乗ると怖くないらしいよ」
テ:「それは…どうやって!?」(会場笑)
あとは初出しネタとして、静岡出身だけど三輪のルーツは実は愛知(尾張)らしいとのこと。へぇ〜!
テ:「だから品がいいでしょ?」(会場笑)
マ:「髭に高貴さを感じるね(笑)」

締めくくりはマサムネ。
マ:「つまらないダジャレじゃないけど今日は"なごやか"な、「楽しかった」だけじゃない親しみのある感じで、楽しい夜にして頂きました。今日来てくれた方誰か一人欠けてもこの空気にはならなかったと思うので一人一人に言いたいです、生まれてきてくれてどうもありがとう!」(会場拍手)
そして「オバケのロックバンド」の歌詞をなぞって、「忙しけりゃ忘れてもいいから気が向いたならまたここでお会いしたいです、スピッツでした」で会場拍手!

…こんな感じであっという間の2時間半でした。(初日と2日目のMCが混ざってたらゴメンナサイ。共通の話題が多かったので…汗)
この日は田村君が序盤でバケハを脱ぎ捨てていつも通りの暴れっぷりだったのが良かったです。また、前回静岡で見た記憶以上にステディカムが活躍してたのと、それ以外のカメラでも珍しい画角が時々あって(崎ちゃんの逞しいニノウデ越しのマサムネの後頭部とか)とっても眼福でした。あとステージの前方に一段下がったウォークスルーエリアがあるんですが(←左右のお立ち台へ続くゆるいスロープになってる)、テツヤのギターソロの時にマサムネがさりげなくかがんで前を通ったりとか、そういうちょっとした瞬間ばかり覚えてて肝心の演奏面のレポが全然できてません(汗)。
安定のかっこよさ過ぎてひたすら浸ってたということでどうかご容赦くださいませ。m(__)m
というわけで、明日へつづく、、、。

Very very special thanks to みかづきママさん♪

スピッツファンサイト 鳥になっちゃう部屋
(c)*Magnet* Megumi

inserted by FC2 system